俺が取るてっぺん

イケメンに弱い系女子。ハイカースト男子厨。

ジャニオタがついにスリル・ミーを見た

もう3ヶ月前の話にはなるが、ジャニオタになってうん十年。ジャニーズがでていない舞台もそこそこ見てきたという自負はあるけど、まだ未履修だったこの公演。いろんなペアが演じてきたが7回目の再演で友人激推し舞台ということで、ついに「スリル・ミー」に行き着いてしまった。

取り急ぎ、下記あらすじ。

刑務所での囚人の仮釈放審議会。審議官に問われるまま、「私」は34年前に犯した自らの罪を語り始める。「私」と「彼」は、なぜ子供を殺したのか。二人に、いったい何が起きたのか・・・。

ニーチェを崇拝し、自らを特別な人間だと語る「彼」は、『犯罪』をすることでしか自分を満たすことができない。「私」はそんな「彼」を愛するがゆえに、求められるままに犯罪に手を貸していく。

より深い束縛を求める2人は、互いの要求のすべてに応えるという契約書をつくり、血でサインをする。裏切りが許されない契約書のもと、二人の犯罪は次第にエスカレートしていった・・・。

サンケイホールブリーゼあらすじより

 ざっくりいうと2人の男性が犯罪に手を染めてしまう話で、犯罪を犯し続ける「彼」のことが大好きな「私」がどんどん犯罪がエスカレートしてしまい、放火から殺人までどんどん堕ちていく2人が描かれている。

なによりこの話が実話というところがなんとも言えない。この奇妙で常人では理解できない2人の話が本当にあった話なんて。っていうかこのなんとも言えない事件をミュージカルにしようって思ったなんてやっぱり演劇人もすごい人がいるもんである。

めっちゃくちゃネタバレなのでここはうっすら薄目で見てほしい部分ですが、一見「彼」が圧倒的にサイコパスでやばいやつかと思いきや、最後の15分ぐらいで大どんでん返しが待っていて「彼」を圧倒的に凌駕する「彼」を自分のものにしたいがゆえの「私」のサイコパス具合が本当にヤバイ。永遠に「彼」と一緒にいるためにどんな場所で一緒になったって構わないというやばさがこのミュージカルの圧倒的凄みの部分だった。

ここで私は途中で思った。これ、ジャニーズに演じさせてみたらマジでドーム埋められる程の劇団四季並の年単位のロングラン公演しなくてはならないほどの大人気舞台になるのでは!?!?!?

そもそもこれは18、19の未成年の男の子2人が起こした話であり、閉鎖的で2人の世界でしか生きていないお互いをなんとも言えない愛情と依存性で行動している2人の話。ある種閉鎖的で、メンバーのことを愛情なのかなんとも言えない感情と同居させているジャニーズで生活している彼らが演じたらやっばいぐらいささるミュージカルになるのでは!?!?!?(と思ってTwitter検索したら同じことを思ってた人が結構いた)

ということでジャニーズがスリル・ミーの版権を買ってもらわない限りありえないとは思うけど、妄想することは自由ということで観劇から帰宅中このペアで演じたらドーム埋められると思う6選を勝手に発表。

 

中島健人(私)×菊池風磨(彼)

最初から大本命を書いちゃうが、ふまけんが演じたらまじで1年以上のロングラン公演をしなくてはならないぐらい化け物舞台になる。絶対。「彼」の遊び人でありながら何を考えているのかわからない、クールな部分は風磨の「アーティスト」として演じているときの風磨に正直通じるものがあると思う。あと風磨というパーソナリティも「彼」のなぜかわからないが言われたら従ってしまうカリスマ性も持ち合わせている。世間のイメージではキメッキメの中島健人とバラエティ全力の菊池風磨の印象が強いと思うが、本来菊地はめちゃくちゃかっこつけの生き物だし、意外と中島健人ポンコツである。もちろんクールにきめるアイドルのケンティもいいのだが、私は未満警察をみておどおどしている演技もケンティいけちゃうのかと感じた。「私」が犯罪に手を染めてしまって不安な姿をうまく演じきるケンティは私には目に浮かぶ。あと圧倒的にケンティはやばいやつなので(褒めている)「彼」をも凌駕してしまう「私」の異常性を見事に演じきれると思う。そもそもふまけんの依存し合う話なんて需要しかない。多分これ実際にやったらオタクが泡吹いて倒れてしまうと思うので、むしろオタクのためにはやらないほうがいい。笑

 

重岡大毅(私)×神山智洋(彼)

大本命No.2。まじでこのコンビはどえらい演技力で本家も驚きの内容を見せる自信が私にはある。もちろんここは保証するのだが犯罪をすることで快感を覚えてしまう異常性を神山智洋は200%でうまく演じきる。神山智洋という人間は何度も書いてきたがいっちゃっている目をするのが世界で一番うまいジャニーズである。冷徹でありながら、異常性をもつ。それでいて最後の焦りの部分も全部演じきり、そしてこの難しいスリル・ミーの音楽を歌い切る技量が間違いなくある。さすがにジャニーズ、スリル・ミーの版権を買うのは難しいと思うがせめて神山智洋の出演だけでもどうにかしてお願いしたい。金を積んだら叶うなら私が積む。そしてそんな「彼(神山智洋)」を愛してしまう「私(重岡大毅)」がみたい。もちろんジャニーズきっての演技派との呼び声の高い重岡は「私」の狂気のサイコパスを演じることができると思う。「彼」のカリスマ性を愛して、一緒にいたくて裏切ったり告白したり、抱きしめてほしいとせがんだり。こんな重岡大毅めちゃくちゃみたくない!?!?なにより最近神ちゃん愛が溢れ出る重岡なので、このタイミングだからこそみたいっていうところもある。あとこのペアに関しては逆も間違いなくいける。重岡は本人の明るさとは真逆で演技としてはもともと「闇」を演じるのがかなり上手で、暗い役も多かった。そんなホントの重岡とはまた違うクールな「彼」を演じる重岡もみたいし、「彼」を凌駕する一緒にいたいから自首した、という圧倒的ヤバさの「私」をすごい迫力で神山智洋は演じることができると思う。(まじで神ちゃんのたたき売り)マジで金なら積む。この願いまじで偉い人、叶えてくれ。

 

岩橋玄樹(私)×神宮寺勇太(彼)

これはジャニーズがもしものことがあって版権を買えたとしても生涯見ることができないコンビになってしまったのだが、まじでこのコンビ、スリル・ミーが現実世界になりそうなぐらいリアリティのある演技をしてしまうと思う。見ている人がこれは2人の話ではないかと勘違いしてしまうぐらいに。そもそも「じぐいわ」という世界観が閉鎖的で2人だけの世界。そんな2人が演じる「私」と「彼」がよくないわけがない。まず神宮寺さんという男は絶対に2番手で主人公になれない顔なのだが(めちゃくちゃ褒めてる)これは「彼」を演じる上ですごい大切な素質で陰の部分を存在しているだけで表現できる特殊能力だと思う。それでいて岩橋の神宮寺への依存感。これはもはや「彼」と「私」なのである。そして最後の全部計算通りだよ?という「私」のヤバさ(すみません、ネタバレです)。この先99年一緒にいるためにわざと従い、わざと自首する姿じぐいわみたくないわけない。もはや想像でちゃんと一公演できる。

 

京本大我(私)×松村北斗(彼)

そもそも推しのコンビとしては圧倒的にほくじゅりなのだが、どーーーしてもこのスリル・ミーを演じるとなるとこの2人がしっくりきてしまう。大我も北斗もめちゃくちゃスリル・ミーの世界観ばっちりなぐらい陰のオーラを醸し出しているのだが、「私」の冒頭の彼を思う可愛さ、無邪気さ、そして犯罪にどんどん手を染めてしまって不安で居ても立っても居られない姿、これを間違いなく大我はうまく演じる。そもそもエリザベートでも不安な姿を演じていたが、このどこか少年ぽさが残る演技が「私」にぴったりだ。かたや北斗のクールな「彼」も最高。私が彼の家を訪ねてきたときのあしらい方や私の言い訳を考えてあげるときの弁の立つ感じ、北斗が「彼」を演じているのがもう想像できてしまう。北斗が犯罪にどんどん手を染めて興奮してしまう姿なんて、どんなご褒美演技だよ・・・。意外と北斗は最近わんこな感じの演技が多いイメージだったが、本人の持ち合わせている圧倒的「陰」なオーラは「彼」そのものになれる。リアルではビジネス不仲とよばれるぎごちない2人の依存するお話というのも正直ジャニオタは見たすぎて発狂する人めちゃくちゃいると思う。

 

七五三掛龍也(私)×川島如恵留(彼)

私が圧倒的にのえしめ厨である、という前提でもうこの話は聞いてほしい。そもそもみんな、振り付けでのえるがしめの首を締めるという振り付けを見たことがあるか。もはや芸術的な振り付けなので、全ジャニオタはマストで履修してほしい。あれはもう「スリル・ミー」の世界線である。そもそも本来でいうと圧倒的に激重ののえるはタイプでいうと「私」のタイプであるが、私はRIDE ON TIMEでのえるが言っていた「本来、自分は圧倒的に共感性がないタイプ」と言ってたのが衝撃を受けた。自覚していたのか、とも思ったが、のえるは自分の人間性は他人から共感を得られないタイプの人種であるとアイドルのドキュメンタリーで本人が答えているのである。めちゃくちゃ斬新。この共感性がないという部分はある種「異常性」みたいなものを本人は自覚もしているし、それをアイドルだから押さえているようにも私はみえるが、その部分をこのスリル・ミーで遺憾なく発揮できるのではないかと思う。間違いなくのえるが「彼」をやったらスマートかつめちゃくちゃ陰湿で異常性のある「彼」が仕上がると思う。そしてその「彼」を慕う「私」をかつて不仲と言われていた七五三掛が演じることでより引き込まれる舞台になる。何度もいうが、2人が立って踊っているだけですでに「スリル・ミー」みたいな世界が広がっているので、この2人でやる「スリル・ミー」がうまくいかないわけがない。 

 

末澤誠也(私)×正門良規(彼)

 これまでの流れでいうと、このキャストは・・・?と思うだろうが、皆の衆「THE GREATEST SHOW-NEN」を見たことはあるか。関西のたくさんの劇団とコラボしてAぇ!groupが演劇を行う番組だがこの番組での末澤はマジでヤバイ。普通に1人だけ異次元の演技力なのである。普通の男の子も、少し変わった男の子も、ちょっとやばそうなやつも、なんなら女の子までどんな人でも演じられるのが末澤誠也なのである。多分Jr.の演技力って意味でいうと東京・大阪合わせても普通にTOP3に入る演技力だと私は思っている。そんな末澤は最初の「私」のおどおど感もそしてラストのサイコパス感も両方きっちり演じられると思う。かたや正門。全世界のジャニオタは正門に対して、普通の人であり、まともな人であるイメージがあると思うが、そもそも「染、色」の正門をみて私は無限大の可能性を感じた。「染、色」の正門は真面目ながらも壁の落書きをやめられず、浮気っぽいこともしてしまうし、ラストは結局自分の2重人格だったなんていうとんでも設定を演じきった男なので間違いなく「彼」もやれる。というか私は真面目だといわれている正門の異常性のある役がみたい(ここだけ私利私欲)。多分演技力としてはかみしげに匹敵するぐらいの演技力と迫力でお届けできる自信が私にはある。

 

というわけで私の「スリル・ミー」を是非ジャニーズでみたい6選を書いたわけだが、この記事を書き始めたのが「スリル・ミー」を見た3ヶ月前。まさかの展開が起きた。なんとネバーザシナーというスリル・ミーの元になった話をジャニーズでやるというのである。

以下公式HP

www.nts-stage.jp

 

まあ出演者は私の希望ではなかったのだが(いっそ辰巳なら一緒に住んでた河合にやらせればよかったじゃんと言いたくなったが)、まさかこの話をジャニーズでやるということ自体がこの記事を書いていた私にとってかなり驚きの自体だったので、ぜひ辰巳と林には大成功をさせてこのコンテンツが旨味になることをジャニーズに理解してもらい他のJr.にやってもらいたいものである。

 

ちなみにこの記事を書く中で感じたがジャニーズWESTは圧倒的に「私」属性が多く、Hey!Say!JUMPは圧倒的に「彼」属性が多いと感じた。みんな中島裕翔の「彼」みたいだろ・・・笑。

みんなの考える「私」と「彼」もぜひ聞きたいものである!